ネオ5000兆草粥

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何者か

生きていればどこかで見る言葉

「何者かになりたい」

この言葉に共感したことはない。というか良く分からない。

 

そもそも「何者か」ってなんなんだ?という疑問がある。

しかもその正体不明の「何者か」になりたいとなるといよいよ分からない。

 

とは言うものの、この言葉を見かける際に発している人物(特にSNSにいるおっさん)を見るとなんとなく察しは付く。

「(自分が納得する分野or世間から評価される分野で)何でもいいから凄い人になりたい」

なのではないだろうか。

そしてその「凄い」と思ってくれる人は他人なのではないか。

そう考えると「何者かになりたい」=「分野は決めてないけど、凄いと思われたい承認欲求がある状態」なのかも知れない。

 

なろう系までは言わないが、自分には隠れた才能があるんだと信じている人間に生まれる欲求のことなんだろう。

 

とすると、自分が共感できなかったのも何となく分かる。

子供の頃からなりたい職業すら無かった自分が、隠れた才能やら凄くなりたいやら思うことがなかったからだ。

いや、「なれたらいいな~。まぁなれないけどね。」くらいはある。

けれどそれだけ。

 

こういう気持ちを一度も持たずにここまで来てしまったからイジョドクなんだろうな。

 

ただ「何者かになりたい」欲求をいつまでも捨てられずにいると身を滅ぼすらしいので、良しとすることにする。